ロフトと僕と時々ハエ.
梅田ロフト前.
椅子で休憩する僕の脚に
ハエが止まる
計3回
なぜだ？
仕事後にこの汗をなんとかしたいと
思い ネットカフェでシャワーまでしたのに
なぜだ？
ハエよ 僕の何が気に食わなかったんだ
その日は女性と
乾杯わっしょい
のお約束だった
なおさらシャワーも入るわけだ
なのに
ハエよ なぜだ
まさにその日は華金
やっと僕にも
華のある金曜日
がきたわけで
酔い週末の幕開けだ
待ち合わせを済ませ
梅田ロフトから天六方面へ
やはり呑むなら酔うなら
天満 or 京橋
DO or DIE
呑むか呑まれるかだ
そんな活気溢れる
1軒目で事件は起こったのだ
店へ入り
荷物を棚にあげる、、前にだ
僕は携帯と財布を自分の手元におかなければ
気が済まない
いつなんどき
招集がかかるかわからないからだ
(ふざけるな )
まあしょうもない前置きは置いといて
その側に置くはずの
財布が
…
ん？
(ガサゴソ ガサゴソ)
…
(ガサゴソ).
カバンの中はカオス
…
やってしまった
完全に財布を
どっかに落とした、、
では
ない
置いたパターンだ
これは以前も
手にもった財布を
電車を降りる際に
椅子にご丁寧に放置するとゆう
天然っぷりの再来
早速
梅田ロフトへるるるコール
こうゆうときは
焦るよりも面白くなってくるところが
僕のいいところ
ポジティブの塊
である
そして何故か「必ずある！」
とゆう変な自信もある
馬鹿なやつだ
本当に、馬鹿だ
だが
そんなおバカな予想は的中
「あ、そのお財布なら届けられておりますよ」
今夜も僕の勝ちのようだ
天満から梅田へまた逆走だ
一緒の女性はニヤニヤ
「勘弁して」(笑)
だ
敏腕タクシードライバーを
捕まえ ロフトまで ひとっ飛び
事を済ませ 忘れ物センターを後にする
いやぁ一安心
ありがたい
日頃の行いの悪さが逆にプラス
になったようだ
感謝
すぐにその敏腕タクシードライバーを
ロフト横につけて
またまた大逆走
まさにアドベンチャー
２０分の奇想天外なアドベンチャー
…
…
…
後々
ふと思い出した
あっ
…
…
あのハエ
三回 止まった
ハエ
…
…
"虫の知らせ"
完
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