夢 鬱 つ その2

正夢ならぬ

朝夢


またしきりにボクを悩ませる

 家の玄関を出て少し坂道をあがると
十字路になっている

   そこを右に曲がると

初めて見る彼女はボクを見るや否や


すぐ様自分の欲望を満たそうとした

がしかし

すぐに彼女は我にかえり

「こんなこといつもはしないのに」

としきりに名は語らず自己紹介をはじめた

彼女は名も知らぬ謎の彼女

"ちなみに彼女とゆう言い回しは
付き合っているからではない"

そんな彼女は
ものづくりの仕事をしていて

土いじり

だとゆう

陶芸家かなにかだろうか
年齢は20代前半であろう

黒髪おかっぱの女の子

ライダースジャケットに
ワンピース 

何処の誰かは知らないけれど〜

誰もが皆知っている〜

わけではない 本当に知らない
ただただ可愛らしい女の子

彼女と家の周りを何周かしているうちに
急に近所に大きな球場が出来ていたり

知らない公園がたちまち出来ていたり

これが俗に言う

ひっちゃかめっちゃか


しぇからしか

なわけで、彼女と一度別れた後
謎の彼女はさらに謎を呼ぶ

知らない人の玄関の前に

ハンガーラック

ところ狭しとかけられた服の数々

譜面台の上には
これを読めと言わんばかりの

ものづくり

の書物

町内掲示板には
彼女の予定が記されている

今日 いない

明日 暇

明後日 会える


君はいったい町をなんだと思っているんだ
この街一体が知らずのうちに
彼女のテリトリー 縄張り いや

アシンメトリーな一軒家


これをまた

ヒッチャカメッチャカ

とゆう

ボクは問う

「これ人ん家の玄関やで」

彼女は答える

「もう許可とってある」


パラレルワールド

何故こんな街の使い方をするのかと
聞くと

「わたし携帯使いたくないから

こうやって私の事わかってもらおうと思って」


ワンダーランド

夢の中でボクは納得してしまい
何故か感動すら覚えていた

そんなボクも

ひっちゃかめっちゃか


謎の彼女のこだわりのコマ割り
の映像の数々が

いまだボクの頭を
泳いでは飛び跳ねている

まさに

水を得た魚


ボクの富んだ夢話にお付き合い頂き
本当にありがとう

タカヲ

悪しからず










ハチヤノナグリガキ.

blogのような エッセイのような エッセンスなblog.

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